文化財

温湯番所

”ぬるゆばんしょ”と読みます。宮城県栗原市、旧花山村の番所(関所)跡です。 以前一度行っているのですが、そのときは雪の時期ということで、じっくり見るのは初めてです。番所建築としても貴重ということですが、なにはともあれその立派さ。ちょうど秋田側…

この度の重文指定で

先週18日の文化審議会にて新指定の重要文化財が答申されました。文化庁のHPには詳細が掲載されていないのですが*1、新聞各紙に情報が掲載されています。今回は民俗文化財のネタがないないのでそれほど興味をもってみていたわけではないのですが、ちょっ…

消防訓練

本日は職場の消防訓練。避難だけではなく、屋外で消火器使用の訓練やら消防署の講評やらを聞きます。 この寒い中、なんでこんな事をするかというと、明日、1月26日が文化財防火デーなんですね。ちなみに、これは甲府地区の文化財防火デーの案内です(http…

どんと祭

今週末に行われる、大崎八幡のどんと祭、仙台市指定無形民俗文化財になるとのこと。 仙台・大崎八幡宮「どんと祭」 市無形民俗文化財指定へ 仙台市文化財保護審議会(会長・大橋広好東北大名誉教授)は11日、小正月行事「大崎八幡宮の松焚祭(まつたきまつ…

景観サミット

こういう行事が開かれるそうです。 国指定伝統建造物群保存の東北4地区が景観サミット 東北に4カ所ある国指定重要伝統的建造物群(伝建群)保存地区の住民同士が語り合い、景観を生かしたまちづくりを考える「伝建群まちなみサミット」が29、30の両日…

古墳を競売

あまり東北ネタ以外は扱っていなかったのですが、興味が引かれたので紹介させて頂きます。 古墳の一部888万円で落札 大阪の国史跡を不動産会社 大阪府藤井寺市の国史跡「はざみ山古墳」(前方後円墳、5世紀中ごろ)の土地の一部の競売で、大阪地裁堺支部…

たま紙購入

島美人さんのコメントをいただきましたので(id:ruger:20041213)、早速鉄砲町平提灯屋さんにたま紙を購入に行ってきました。 売っているのは2種、通常のエビと宝珠のものと、仏壇用の熨斗昆布と宝珠のもの。エビと宝珠は大中小3種の大きさがあります。大…

染の型紙

反物の染め方に型紙を使う染め方を知っていますか? この型紙、江戸時代以降、各地の染屋で使われ、現在も蔵の中などに残っていることが多くあります。本日お越しのお客様で、自力で先祖伝来の型紙を整理されている方がいらっしゃいました。1300枚もの型…

石工道具

仙台市で石工用具が市の有形民俗文化財に指定の答申を受けたとのこと。 http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/houdou/04/161104bunkazai.html 元ネタは河北新報紙面ですが、ネット上に記事がないので、仙台市のHPからです。 実は宮城県というのは有形民俗…

凧揚げ

本日は散歩がてら近くの市立図書館まで。 表に出ると、凧揚げをしていました。「仙台凧の会」の法被を着た方がおり、こりゃおもしろそうだと見学。仙台流のスルメテンバタは1つだけでしたが、オリジナルの凧から連凧まで、いろいろな凧が空を舞っていました…

しな織

しな織“百年物”捜索中 国工芸品指定に必要 山形・温海(河北新報) 日本三大古代織りの一つ「しな織」を国の伝統的工芸品に指定してもらおうと、山形県温海町の関川しな織協同組合が100年前のしな織の着物を探している。「100年以上の伝統」が指定要件…

茅葺き民家保存

東奥日報より、新里村で芝棟の古民家を保存する運動についてのレポートです。 茅葺き民家保存で教授視察/新郷 ボランティアの力で新郷村の茅葺(かやぶ)き民家保存を目指す芝棟・新郷プロジェクト(代表・小坂正男新郷村観光協会長)は、西越地区の空き屋…

石橋屋

いつもと異なり、地下鉄で保育園へ。 仙台駄菓子の店、石橋屋を通ったので一枚。有名らしいのですが、中には入ったことはありません。 建物は市の登録文化財になっています。この制度は、以前紹介した堤焼の窯、佐大窯などにも適応されていますが、古き町並…

資料データベースと公開

以前、id:soishidaさんのところに若干のコメントをして(id:soishida:20040514)、その後仕事の面からもちょっと博物館資料データとその公開について考えてみました。 たぶん、収蔵している資料のリストをしている博物館なら、多くがエクセルなどで作成し、運…

堤焼の窯

仙台の在地窯である堤焼の窯です。 堤焼は江戸時代、仙台藩士の内職として始められたとされ、生活雑器を作っていました。有名なものとしては瓶や瓦があります。また、土人形が西の伏見、東の堤と言われるほど知られています。現在、多くの窯が廃され、人形を…

文化財の杜 1200人植樹活動

河北新報の記事に、蔵王山麓で植樹事業が行われ、ブナやカツラ、ヒバなどを植えたとあります。 仙台の大崎八幡宮の修造に際し、木材の調達に苦労したことから、ボランティアが中心となって始められた運動とのことです。 実際、こうした文化財に使われるには…

宮城資料ネット

「散逸防げ」歴史資料1万点DB化 宮城資料ネット 昨年7月の宮城県連続地震の際、被災地で古文書などの保全活動に当たった「宮城歴史資料保全ネットワーク」(世話人代表・平川新東北大教授)が、文化財の被災状況調査結果をデータベース(DB)化し、被…

宮城県図書館の資料保全へ

宮城県は新年度、県図書館(仙台市泉区)が所蔵する古文書や歴史的資料の保存に向け、本格的な修復事業に着手する。県図書館が進める「22世紀を牽引(けんいん)する叡智の杜(えいちのもり)づくり」事業の一環として、15年をかけて江戸時代の絵地図や…