どんと祭

 今週末に行われる、大崎八幡のどんと祭仙台市指定無形民俗文化財になるとのこと。

仙台・大崎八幡宮どんと祭」 市無形民俗文化財指定へ
 仙台市文化財保護審議会(会長・大橋広好東北大名誉教授)は11日、小正月行事「大崎八幡宮松焚祭(まつたきまつり)」を、市の無形民俗文化財に指定するよう市教委に答申した。14日の定例委員会で正式決定する。
 松焚祭青葉区にある大崎八幡宮の境内で1月14日の日没ごろから15日未明、正月に使った松飾りやしめ縄を燃やす祭りで「どんと祭」の呼び名で親しまれている。
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/01/20050112t15033.htm

 仙台では正月飾りを小正月に燃やすという習慣があり、14日の夜に神社に持ち寄り焚き上げをします。ある程度の境内を持つ神社はこの夜どんと祭が行われ、夜参拝にいきます。
 このどんと祭の原型ということでこの度の指定になったようです。小正月に燃やすという行事は各所で行われていますし、最近では志賀高原など、北信の”松焼き”が各所で紹介されていますが、その年の正月飾りを焚き上げるというのがこの行事の要になります。
 さらに、先般島美人さんからコメントをいただいたように、大崎八幡の場合、裸参りが名物になっています。これも蔵元の杜氏が中心に参拝したのが記録にあるとのこと。これまで、東北の裸参りについて紹介しましたが、大崎八幡の裸参りは寡黙に参拝することになっているので、すこし趣は違いますが、これもまた裸参りの一つの形態ということで興味があります。
 しかし、15日が成人の日のときは、翌日が休みと言うこともあり、市内の多くの企業などが参加し、そのまま飲みに行くというのが慣わし?だったようですが、近年では平日に行われることになってしまい、盛り上がりがいまいちとか。今年は金曜日ですし、指定されたと言うこともあり、盛り上がるのでしょうかね。


 ところで、我が家は、ここ数年どんと祭を逃していて、数年分の正月飾りが押し入れに溜まっています。この機会に一斉放出をしようかな。
 そんなに溜めていいのか?>自分