共通基盤?

 博物館業界の共通基盤になるのでしょうか?
http://www.musescope.com/index.html
 なかなか興味深い商品です。ベースのデータベースモデルは東博が中心となって作成したものらしく、自然系、建築系を除く資料を対象としているようです。内容的にも、シンプルなシステムですし、保守費込みでこのお値段なら安いといっても過言ではないように思います。さらに、将来的には博物館同士を結ぶDBにまで発展できると言うことで、その点でもよいような。
 で、一つ疑問なのは、セキュリティ的には大丈夫なようですが、たぶんこのシステムを導入しようとすると、職場を含むお役所のセキュリティ基準にひっかかるような。データを外部にしかもたないDB構築は…、この辺、他の公的な自治体の博物館はクリアできるのですかね。
 その問題が解決できると、文化庁文化遺産オンラインと匹敵する*1ないしそれ以上の資料管理ネットワークを構築できるという可能性があり、それはそれで楽しそうですが。
 サービスがはじまったばかりですが、どちらか使用例を拝見したいものです。

*1:こちらの場合は、既に更改しているデータのみを送っているので、資料のセキュリティ的な問題はないというメリットがありますが、その分、いちいち公開データを作成して、送ってあげる必要があるという面倒があります