大崎八幡のどんど祭

ruger2006-01-14

 大崎八幡神社伊達政宗創建と伝えられ、市内で最大の神社となりますが、ここでは1月14日にどんと祭*1と称して、氏子たちが持ち寄った正月飾りを燃やします。この行事は各地に広がり、この日は市内各地で正月飾りを燃やす炎が上がります。
 さらには、県内各地に広がり、近年ではどこに調査に行っても、正月飾りはどんと祭で燃やす、とまでいわれるほどの行事となっています。

 で、総本山?たる大崎八幡では単にどんと祭として燃やすだけではなく、裸参りと称する参拝がセットになっています。

 こんな感じの出で立ちで、冬のさなかに参拝するわけです。元々は門前にあった酒蔵の職人たちが参拝していたもののようですが、最近では銀行やら大学のサークルやら、各種団体が皆揃いの出で立ちで参拝しています。そしてこの行列を見物するためもあり、大崎八幡のどんと祭には臨時バスが大量にでるほどのにぎわいとなります。


 この行事、ようやく見に行くことができました。全国多くの祭が苦しんでいるようにハッピーマンデーのおかげで、従来まで祝前日に行われていたこの行事も、平日に行われるようになり、裸参りへの参加者も少なくなっているとのこと。今年は幸い土曜日に開催ということで、満員の臨時バスに揺られ見に行くことに。
 残念ながらこの季節にしては珍しい雨模様でしたが、東北大学病院あたりから、1kmほどの道のりを多くの団体が裸で行列する姿は、なかなか見応えがありました。
 そして、帰り道。裸参りを見ていて一番気になったのが、お揃いの衣装だったのですが、なんと、道すがらの洋品店で大々的に売っていました。いまどき褌などそろえるのも大変だろうと思っていたのですが、この店では正しい?姿の解説書込みで売っています。こういうところでそろえているのですね。納得しました。

*1:正式には松焚祭というようですが