追波へ

ruger2005-11-28

 北上川の河口部に調査です。ヨシ原で有名な場所で、まだ刈り取り前の時期と言うこともあり、河原は一面のヨシが広がっています。
 ここは、江戸時代に石巻に流れ込んでいた北上川の流露を変更して作られた場所とされています。もともとは追波川という川が流れていたらしいのですが、ご覧のような大河となっていて、谷一杯に水をたたえています。以前の姿を想像するのは難しいのですが、車で走ると、北上川という日本有数の大河の河口にしては妙に山が迫っていて、車がすれ違うのがやっとというカーブがあるところが人工的な薫りがするところでしょうか。
 北上川の流露の変遷は、人の手がかなり入っていて、かなりの変遷があることはわかっているのですが、確実な流れはわかっていないようです。
 中世のこのあたりはどんな景観だったのでしょうかね。いつも車で走りながらそんなことを考えてしまう場所です。