ハタハタ漁解禁

 秋田のハタハタ漁が解禁になったそうですが…

秋田名物ハタハタ、魚資源の有無で漁師と県が対立
 しょっつる鍋などに欠かせない秋田名物のハタハタの漁が20日、解禁になった。例年なら解禁前に決定している漁獲量が今年はいまだに決まっていない。「ハタハタは増えている」と言う漁師と、「そうでもない」と反論する秋田県が対立しているためだ。解禁初日は漁獲がほとんどなく、県側に軍配が上がった形だが、漁師たちは「海水温が下がれば取れるようになる」とめげていない。
(中略)
 県水産振興センターによると、70年ごろ県内でハタハタは年間1万トン以上の水揚げがあり、庶民の口に入っていた。年を追って減り続け、91年には70トンしか取れなくなった。
 漁師らは92年から3年間、自主禁漁に踏み切り、95年からはセンターが資源量を推定し、その半分を「漁獲可能量」として管理している。漁獲は95年に143トンだったのが00年に1000トンを超え、03年は3000トンまで増えた。
 センターが示した今年の資源量は5000トンで、2500トンまで取ってよいとした。だが漁師らは「漁場の経験や勘から、ハタハタはもっといるはず」と増量を主張。センターは「稚魚が少ないうえ、大きくなる魚まで取ることになり、来年は減るかもしれない」と折り合いがつかない。
 漁獲可能量は11月に再協議される予定だ。ハタハタ漁は年末に最盛期を迎える。 (09/21 10:48)
http://www.asahi.com/national/update/0921/007.html

 最近はだいぶん資源が回復してきた、というニュースまでは把握していましたが、いったん失われた資源を戻し、さらに維持していく、というのは本当に大変なことだと思います。こうした例ってほかの魚でもあるのですかね。