お天王様−2日目

ruger2004-08-01

 本日は神輿の渡御です。メインは浜に出て海に御輿ごと入りる浜降りです。
 30人ほどの若者が担ぎ手となります。以前は集落の若者だけだったのですが、20年ほど前より、若者が減ってきたこともあり、現在は外部の人も受け入れています。そのため、遠くは千葉県あたりからわざわざ担ぎに来る人もいます。
御輿巡航中
 神社を出た御輿は、「おさがり道」と呼ばれる道を一路浜に向かい、そこで神事が行われます。神事が終わると、宮司が御輿に納められた幣束を取りだし、海に投げ入れます。これを合図に、フンドシ姿の若者達は海に飛び込みます。以前は幣束を奪い合っていたようですが、現在は身を清めるという感じで、泳いでいます。その後、いったん浜にあがり、装束を整え(濡れた姿ですが)、御輿を担いで、浜降りの潮垢離となります。
 浜降り後は、集落に戻り、練り歩きます。これも現在は簡略化されており、1軒1軒をまわることはありませんが、通りには多くの人が御輿を見に出てきています。
休憩中


 感想としては、本当にみなさんの顔のいいこと。宵祭りから御輿渡御まで「祭りは楽しい」という感じがよく出ていました。一時は廃れかけたこともあったそうですが、夏の祭りとして、今後も行っていけば、ほんとうによいことだと思います。大きな花火が出るような祭りよりも、こっちの祭りで一夜を過ごす方が本当に楽しそうです。