仙台東照宮で遷座350年大祭

6年ぶりに大みこしが披露された仙台東照宮遷座350年大祭
 仙台市青葉区の仙台東照宮(高崎恒晴宮司)で18日、遷座350年を祝う大祭の行事「神輿渡御(みこしとぎょ)」が行われ、東北一大きく重いとされるみこしが街中を練り歩いた。
 総黒漆塗り約1.5トンの大みこしは、極彩色の鳳凰や飾り金具などの装飾を施した豪華な作り。350年前に作られ、5年に一度の大祭で披露される。
 本来は昨年が開催年だったが、悪天候で今年に延期された。
 ご神体をみこしに移す神事が行われた後、境内を出発。「白丁着」と呼ばれる白い着物に身を包んだ氏子ら約50人が担ぎ上げ、東照宮境内から同区宮町1丁目の東六番丁小までの約1.5キロを往復した。
 稚児行列や子どもみこし、神楽囃子(ばやし)なども加わり、総勢700人のにぎやかさ。大勢の見物客が沿道を埋め、カメラを向けたり、盛んに拍手を送ったりして、祭り気分を楽しんでいた。 2004年04月19日月曜日

河北新報に、昨日行われた東照宮祭礼が乗っていました。この祭礼、書き出すときりがないのですが、元来は「仙台祭」と呼ばれ、仙台の城下町各所から山車がでて、盛大な祭りとして知られていました。この仙台祭りは明治時代を最後に廃絶し、現在は、例祭としてこの御輿渡御と、東照宮神楽の上演があるぐらいです。往時の雰囲気には及ばないのでしょうが、それでも昨日の映像を見る限り、現在の仙台では見ることのできない行列がみれたようです。ただ、来年と行かないのが玉に瑕で、次は4年後ですかね。
この日記に書いているとおり、昨日は中田町に遠征していたのでみることはできなかったのですが、この東照宮神楽も是非一度みてみたい神楽なのですが、機会がありません。そうそう昨日は、陸奥国分寺跡に位置する白山宮においても例祭が行われ、やはり神楽と舞楽が奉納されていたはずです(こちらはニュースにはなっていないのですが、数年前東照宮とどっちにするか悩み、こちらを見に行きましたので、たぶん昨日行われたことでしょう)。ともに仙台を代表する神社であり、桜の時期とあいまって、非常に雰囲気のよい祭りだと思います。