浅部法印神楽の続き

ruger2004-04-19


本日の写真として、昨日の神楽を上げます。
あいかわらずi-shot限定で写真をあげているので見えにくいのですが、舞台の上にカラフルに咲き乱れている飾りが、「大乗飾り」です。先月の北上も、この飾りを復元するというのが「大乗会」の一つのポイントになっていましたが、ここ浅部方引火倉は唯一、比較的早い時期にこの大乗飾りを復元しており、本田安治先生という、民俗芸能の大家も、この神楽をみて感動した、という話しが残っています。
大乗飾りは、数年から数十年に一度開催される「大乗会」(神楽によって呼び名が異なりますが、まあ特別な神楽ということですね)に飾られるものであったため、逆にどこの神楽もあったということが記憶されるだけで、その詳細に不明な点が多々残りました。北上の大乗飾りも、ここの飾りを一つの参考にしたものと思われますし、現在各地で復元の動きがありますが、一つの手本となっています。
「本当に復元か」というと難しいところもあるのでしょうが、何度も復元したことがあるだけに、こなれた舞台となっているように見えました。