地域連携
もろもろあって本日は平日休み。で、せっかくだからと気になっていたシンポジウムへ。
職場の回覧に回っていた中で気になっていたので、手帳に目もしていたのですが、昨夜時間が気になってネットで調べると一切でてきません。メモを間違えたかと思っていましたが一応会場に行ってみるとやっていました。ただしオープンスペースでクローズドなシンポジウムのようです。
この矛盾した関係、なかなかおもしろいですね。
会場は仙台メディアテークです。ここの1階はオープンスペースになっているのですが、受付を見ていると、どうもメンバーだけの様子で、当方のように外部の人間はどうも受付できないようです。ただ、オープンなスペースですから近くのいすに座って話を聞くことには問題がないようです。
ちょっと座りは悪いのですが、このシンポ、博物館の地域連携をテーマにしたもので、主として美術の世界の方々の集まりになっています。発表を聞くと、私のように人文系博物館の人間にはなかなか違和感の多いタームがあり、その意味で興味深く聞くことができました。
博物館、というかたぶんこういう場では意図的に使っているようですが、ミュージアム(museum)をめぐる問題はいろいろ指摘されていますが、まずはこのミュージアムが何を意味し、それを業界内で統一できる基盤が必要ではないかと、美術系の人の話を聞くと思ってしまいます。だって、博物館の人がミュージアムという言葉を使うことってないですもん。このあたりの視野の狭さは自省するとともに、互いを活用する方策を考えねばと思いました。
まぁ、それはさておき、話としてはほんとおもしろかったですね。もっとオープンな場にもっていってもおもしろかったのではと、たぶん盗み聞きした立場で思ってしまいました。