氏神祭り

ruger2007-11-15

 先日、ざっと計算したら今年度20数日目の志津川行きです。
 本日はとあるお宅の氏神祭りの見学です。氏神は漢字で書くとこの時を使うことが多いのですが、私としてはウジ(氏)ガミとウヂ(家)ガミは区別すべきと考えていて、東日本はウヂガミが優先するという印象を持っていました。要するに、一族で祀るのがウジガミなのに対して、家の屋敷地の神がウヂガミということですね。
 で、ここ志津川でも、はじめ伺った氏神は、性格的にウヂガミのようだったので、まぁ、そんなところだろう、と思っていたのですが、どうも他家の話を伺うとそう単純でもなさそうです。
 本日行ったお宅は、親戚関係のない2軒の家で一つの氏神を祀り、かつ、そのうちの1軒は別にもう一つ氏神を持っていて、この日の祭りは2人の神主を頼んで同時進行で2つの氏神祭りを行うというのです。
 さて、この地域で「氏神」と字を当てるこの祭りの「氏」ははたして何なんでしょうかね?いずれ、単純に血族・親族の話でまとめられないし、屋敷でもまとめられないのは間違いありません。
 丁寧な調査の大切さを教えてくれるフィールドだと、いつもながら思う場所です。
(写真は調査に伺う途中の柿の木、いい感じに色づいています)