民俗学者のイメージ

 最近、民俗学者が出演する映画・ドラマが多いような印象で、そんな中、我が仙台と縁のある藤澤恵麻民俗学者*1になる映画が、
 奇談
 諸星大二郎原作のホラーのようです。諸星大二郎はその昔、人類学者が主人公のマンガを書き、そのネタがアフリカの呪術だったことから、某先生に取材に来たとかで、自分の研究室にも配架されていました。その点では結構まともに取材をして書かれているのかもしれませんが*2、ここで気になるのは、上記のように最近、民俗学者が、というのが多いということで*3
 で、拙い頭で考えるところ、明智小五郎が生まれにくい世の中になったということなのかなと思ったわけです。要するに職業探偵が生きにくいというか。そんななか、一般事件の解決には素人探偵*4で、地域の謎や伝説を解くのには民俗学が最適とされてきたのかな、ということです。いや、確かにそういう事を調べる人もいるにはいるのでしょうが、自分の回りには少ないですし…
 まぁ、こうしたことから民俗というものが知られるのは悪くないのですが、逆に民俗=地方の不思議な話に詳しい人、というイメージもどうかと。
 しかし、世間では”民俗を研究しています”ということがどのようにイメージされているのですかね。仕事柄、専門は?と質問されることはよくあり、民俗です、と答えるのですが、そこで理解して頂けるようです。さて、本当のところどうなんでしょうかね。

*1:正確には院生のようですが

*2:未読なもので

*3:及川光博以外にも2時間ドラマであったような…

*4:家政婦はみた、ってやつですね