江戸の食文化展

　東北大学附属図書館の企画展、江戸の食文化を見に行ってきました。開学１００周年記念と言うことで、市内のギャラリーを借りての展示になっています。私好みのサケ関連の展示もあったりして、非常に興味深く見ることができました。東北大学図書館には狩野文庫という、近世の典籍に関しては日本でも１、２の規模を誇るコレクションが納められていて、こうした近世の風俗に関する展示などを非常に充実した内容で行うことができます。
　ただ、展示としてみたとき、主要な資料が狩野文庫の典籍と関連古文書になるのですが、もたらされる情報と、開いているページとの関連をどうとるのか、というのは一行の余地があるように思えました。翻刻を充実させるとか、手に取れる複製本を用意するとか*1そういう工夫があってもよいかな、という気がした次第です。
　２７日までと期間が短いのでご興味のある方、お急ぎください。

*1:それはそれで非常に大変ですが