修験と水神
来年度、水神をテーマにした展示を企画し、同僚から熊野信仰の展示の手伝いを頼まれました。
で、いろいろと調べて見ると、この両者かなり密接なんですね。羽黒山にしても、蔵王にしても水神との関わりがいろいろあります。羽黒の山中にある鏡池は平安時代の鏡が沈められていたことで知られているのですが、これもご神体である竜神への奉納物と考えられていますし、写真は蔵王山中最大の滝ですが、ここではウナギとカニが争った伝承があり、大ウナギが住み着いているそうです。そんな感じで、東北地方で修験が流行している背景に、こうした水をめぐる信仰があるような気がしているのですが、どうですかね。
もう少し事例を集めてみないと。
う〜ん、しかし同じ博物館で同じような展示を連発するわけにもいかず、さて、私の展示、どのように構成しようかな。