テンサン復活

天蚕:「野生のカイコ」で養蚕復活 化粧品会社へ供給−−霊山町で /福島
 希少な野生カイコ「天蚕(てんさん)」で養蚕業復活を目指す取り組みが、かつて国内有数の産地として栄えた霊山町で始まる。繭からたんぱく質成分を抽出する技術が開発され、化粧品成分として安定した需要が見込めるようになった。町民有志が5日に「天蚕の会」を設立し、本格的に生産に乗り出す。【斉藤望】
 天蚕は日本原産のヤママユガの幼虫。エメラルドグリーンの繭は「森の翡翠(ひすい)」と呼ばれ、生糸は一般的な家蚕の1キロ4000円程度に対し、30万円以上で取引されている=写真。
(後略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000080-mailo-l07

 以前、とある山村の調査で、近年まで養蚕をしていたという方がおられるというので話を伺いに行きました。
 養蚕の作業を一通り聞いた後、最後に、最近では試験場からの推薦でテンサンを始めているがなかなか軌道に乗らない、緑色の絹は本当にきれいなので、是非成功させたいのだが、という話を伺いました。当時70代のご夫婦で作業をしていたのですが、お元気でしょうか。
 この記事を見て、あの時の話が思い出されました。
 しかし、このテンサン生産も化粧品の原料としての需要から、というのが今風ですね。やはり製糸だけでは厳しいと言うことなんですかね。