脇野沢のタラ漁

 毎年気になっている生業関連のニュースに脇野沢村のタラ漁があります。一斉に港を出た船が漁場を目指すというものですが

好漁場狙い船ダッシュ 青森・脇野沢 タラ漁始まる
◆目指せ好ポイント◆競艇さながらに白波をかき立てて、猛スピードで網場を目指すタラ船。後ろは津軽半島
 タラの里として有名な青森県脇野沢村で10日早朝、タラ網を仕掛ける場所を早い者勝ちで決める恒例の「場取り」が行われた。船を駆るエンジン音が海に響き渡り、今シーズンのマダラ漁が始まった。漁は来年2月末まで続く。
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/12/20041211t25027.htm

実は良く分からないのです。見た目は非常に勇壮なのですが、網漁なので、はやく着いてもそれが?という気がするのですが。手漕ぎの時代なら、操船技術がはっきりと現れるから良いのでしょうが、エンジン性能で差が明確な現在にこうした競争をする理由が分かりません。
 とはいえ、というよりもこうした時代だからこそ、こうした漁場の選択を目で見えるかたちで行っているというのはぜひ見て見たい風景でもあります。
 近年のタラ漁は漁獲がかなり減少しているということで、漁そのものは厳しいようですが、資源維持と同時にこうした行事?は残してほしいものです。