古式打毬

 山形市の豊烈神社で、こんな行事が行われたそうです。

「平安のポロ」古式打毬奉納 山形
 馬上の騎手が独特のつえを使って的に毬(まり)を投げ込む古式打毬(だきゅう)が6日、山形市の豊烈神社であった例大祭で奉納された。
 打毬は西洋の球技ポロに似た競技。平安時代に日本に伝わったとされ、同神社では1821年の創建時から神事として始まった。
 和紙をゴルフボール大に丸めた毬を先端に網をかけた毬杖(きゅうじょう)を操り、直径40センチ前後の的穴に先に6個入れた方が勝ちとなる。
 紋付き袴(はかま)や陣がさなどをまとった山形豊烈打毬会のメンバーが、3人ずつ紅白に分かれて対戦。揺れる馬上や対戦相手のブロックに悪戦苦闘しながら、見事に的に毬を投げ入れると、境内を埋めた観客から盛んな拍手がわいた。
 打毬は国内で同神社のほか宮内庁青森県八戸市の長者山新羅神社の2カ所で現存しているという。
河北新報より

 あまり聞いたことのない行事なのですが、おもしろそうですね。宮内庁でも行っているのですから、かなり古くからの神事なのでしょうが残っているのがほかに山形と青森というのがおもしろいですね。