男鹿のシロクマ

以前から報道されていたニュースの現状だそうです。

シロクマ間に合うかな? 知事「海外の動物商から購入」−−男鹿水族館 /秋田
 ◇開館間近の男鹿水族館
 7月13日オープンの県立男鹿水族館の目玉、シロクマ(ホッキョクグマ)の入手が難航している問題で、寺田典城知事は7日、海外の動物商から購入する方向で調整をしていることを明らかにした。開館に間に合うかどうか、今月20日までに見通しを立てるという。
 会見した寺田知事によると、3月末にカナダ・マニトバ州からの譲歩を断念した後、国内の動物園から譲り受けたり、レンタルする方向で検討していた。しかし、条件のよいメスの子グマが、海外から入手できるルートが見つかったという。購入費は明らかにしていないが、「そんなに高くない」と説明している。
 県観光課によると、まずメスの1頭を開館に間に合わせ、後にもう1頭のオスをマニトバ州から譲り受ける計画。夫婦のクマが秋田で子供を産み、育てるストーリーを想定している。【野口武則】(毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000005-mai-l05

水族館の来館者が博物館業界でも多いことからか、近年県立の水族館がいろいろとオープンしています(ちょっと思い出すだけでも、福島県茨城県、鹿児島県など)。秋田も男鹿半島に水族館を計画し、シロクマの寄贈を請けようとカナダと交渉したが、地元の反対から断られたということでした。このニュースでは、現在もいろいろと手を尽くしているということだそうです。
この件については、intpさんのこちらで経緯とともに以前の知事のコメント「ならシロクマの着ぐるみを着る」について述べられています。
私としては、熊舎のために投資したなどの事情を理解した上で、なぜ秋田でシロクマ、という気持ちが拭えません。水族館は、単に展示するだけではなく、種の保全などにどれだけ力を入れるのか、という面で大きな意義があるように思います。もちろんシロクマの繁殖を目指すことは結構なのですが、福島のサンマのように、目玉に地域性が見られないのが残念です(もちろん、旧館のサイトを拝見するとハタハタなどの飼育実績はおありなので、逆に新しい目玉がなかったということなのかも知れませんが)。
あ、でもサンマやイワシだけだとあんまり人は入らないのかなぁ。