秋田の民俗行事の知名度
有名なのは「なまはげ」と「かまくら」だけ? 秋田の冬祭りについて、県外では横手市の「かまくら」と男鹿市の「なまはげ柴灯(せど)まつり」以外は知名度が極端に低いことが、秋田県観光連盟が行ったアンケートで分かった。同連盟は「横綱はそろったが、他は前頭級なのか」と残念がっている。
(河北新報2月21日web版より)
なかなか興味深い記事です。比較対照になった行事は
- 掛け魚祭り(金浦町)
- なまはげ(男鹿市)
- アメッコ市(大館市)
- 犬ッコまつり(湯沢市)
- 紙風船あげ(西木村)
- 大綱引き(西仙北町)
- 竹うち(六郷町)
- 火ぶりかまくら(角館町)
- かまくら(横手市)
- 川を渡るぼんでん(大曲市
です。(うーーん一つも見たことはない、けど見たい行事ばかり)
このページでも取り上げた行事も多々ありますが、この時期に行われる行事ばかりです。記事の結論は行事日を土日にしないと観光化ははかれない、というものでした。
うーん、観光化をはかると行事の雰囲気は明らかに変わってしまいます。横手のかまくらも、かつての小正月行事とは全然異なったものになっているようですし。まあ、観光協会の視点から見れば、秋田独自の観光資源としてこれらの行事は非常に重要ですし、また行事の今後を考えても、その位置づけなどに変化はあっても、観光化することは、この過疎のご時世には必要だとは思います。あとは、その過程をどのように見、導くことができるか、ということなのかな。