松戸の墓

ruger2007-08-14

 現在、墓地を探している我が家は、私が帰省すると恒例になりつつある墓地探索へ。
 今回は、お寺さんが墓地の脇に作った新しい墓園だったため、ついでに松戸における盆の墓飾りをみることに。墓石を眺めると享保期の墓石もみられますので、そこそこ歴史のあるお寺さんのようです。
 で、ここの墓には、墓石の前にコモ(真菰)で作った敷物を敷き、そこに蓮の葉にのせた、米・ナス・キュウリの和え物を供えることが多いようです。また、写真にあるように、ワラ製の馬、いわゆる七夕馬を供えているところもあります。この墓地では2軒が馬を供えていましたが、ほぼ同じ形態でしたので、どこかで売っているもののように見えます。いずれ、千葉も七夕馬が多い場所といっても、こうして現在も墓に飾るのはなかなか珍しい光景ではないでしょうか。
 ところで、供物である米(たぶん一夜程度水につけた洗米)と刻んだナス、キュウリの和え物の名前をご存じの方いらっしゃいます?同様の供物の話を宮城でも聞いていますし、山形(湯殿山)でもみています。山形では、ナス、キュウリ、ミョウガの和え物をダス(ダシ)といって、最近人気の郷土食になっていますが、これらにつながるものだと思いますが、どうも名前がはっきりしません。ということで、ご存じの方是非コメントをいただければと思います。
 見た目はおいしそうなのですが、洗米を使っているので、これを盆に食べることはないと思いますが、見た目もおいしそうな供物ですね。