黒森神楽

ruger2007-07-21

 久しぶりに神楽を見に宮古まで行ってきました。
 サケの調査をしていたこともあり、宮古行きは何度目でしょうか。二桁は行っているはずですが、何時来ても遠いところです。とはいえ、民俗的には魅力のあるところで、何時行っても発見があります。
 本日は神楽メインで、その夜にやっているということで行ったのですが、この奉納*1している祭礼、鍬ヶ崎熊野神社の祭礼もまた興味深いものでした。当日の宵祭りでは、町中に紅白の幕が張られ、屋台が並ぶなど、町を挙げての夜祭りという雰囲気でした。天候もあるのか、残念ながら神楽を見に来る人は少なかったのですが、参拝者も多く、しかも老若男女を問わず、皆さん熱心にお参りをするなど、今も深く信仰されていることが伺える祭りでした。
 神楽も漁村の奉納らしく、最大の演目がえびす舞で、客ともども盛り上がっておりました。
 黒森神楽を見るのもそこそこの回数となりましたが、この神楽は屋外で見るよりも、こうした室内、それもホールなどではなく、民家で見る方が格段におもしろいことを実感させられました。また、正月の巡業を見に行きたいものです。

*1:神楽は奉納か、というと本当は違うのですが、黒森に関しては地元の人たちも演者も”奉納”しているという言葉を使い、意識としてもそのようです