カード整理

ruger2007-04-06

 新年度に入り、日記も更新しない日が続きました。公務員特有の年度初めのバタバタのためです。
 私にとっては、仕事が若干変化し、個人的には楽になったかなという感じですが、その分、これまで目をつぶっていた仕事に取り組む必要が生じました。これはよかったのか悪かったのか^^;さて、今年度はどんな一年になりますかね。
 ということではありませんが、本日は調査カードの整理。これまで扱ってきた資料はたいてい、これに使ったもの、とかある程度ものに目星がついていたので、さほど気にならなかったのですが、今回扱っているのは、非常に多様な民具で経緯がはっきりしているものもありますが、そうではないもの、何に使ったかわからないものなどなど、非常に多様な一群の民俗資料になります。ということで、カードの区分けから改めて見直すことに。
 で、こうして腰を落ち着けて民具、特に農具など全国規模で同様のものが広くある(と思われる)モノについて調べると、本当に参照する文献が無いことがわかります。一応「民具辞典」というものがあり、この辺りを参考にして資料名を見るのですが、現地のタームと”標準”的とされる資料名の区分けもはっきりしませんし、そもそも使い方の記述はあるのですが、どういう形をしているのかはさっぱりわかりません。
 そう考えると、自分自身もごく自然に資料名(らしきもの)はすらすらと出てくるのですが、この知識ってどこで手に入れたのでしょうかね?
 よくよく考えると、博物館資料館の展示を通じてのような気がします。そう考えると、これまでの資料整理も民具、特に農具や生活用具に関しては実際に実家で使っていた、というような人が整理をしていたので、問題がなかったのでは、という気もしてきます。私のように第1次産業にほとんど関わらないできた都市生活者にとっては、その前提となる文献が欲しいのですが、見ていると、そこまで細かく載せたものがぱっと思い浮かびません。
 自然系の図鑑のようなもので、形態から引けるようなものってないですかね*1。道具の形はわかる(目の前にあるので)けど何に使うかわからない資料が多いのですが。
 ということで、本日はもろもろの資料をあっち見、こっち見しながら何とか予定の半分を消化。もう一踏ん張りしなくてはなりません。

*1:例えば藁縄だと、太さ長さで、こういう使い分けがされて、というように、素材などから引いていくものですね