花見

　仙台では今週末、ようやく花見のピークを迎え、暖かな日差しとあいまって、市内を車で走ると名所近くの渋滞のひどいことひどいこと。とはいえ、我が家も乗り遅れまいと、花見です。
　今年選択した場所は文化町といい、仙台の下町にあたる場所となります。文化町は、いわゆる”文化住宅”が建設されたことにちなむ名称ですが、ここの農業用水路沿いの一角に建設の記念として住民によって植樹されたものが数十年かけて育ち、ちょっとした桜の名所となっています。最近マスコミでも取り上げられる機会が多いのですが、我が家からだとちょうど散歩の距離に突然桜並木が広がる景観はなかなか見事です。この道沿い、アパート類も多いのですが、”メゾン花見”とかそのまんまの名前で笑えます。とはいえ、学生さんとか、春先にアパートを決めに来て、この景観を見たら、迷わず契約してしまうのでは、というほど、ちょうど２，３階部分に見事な花をつけています。公園での花見もよいのですが、こうして並木の散策もなかなか、あぁ、おじさんになったということからしら。
　息子から、”花見というのは弁当を食べることではないのか”というクレームを受けつつも、清く正しく桜並木を散策し、今年の花見は終了。