ruger2006-02-13

 私の職場は博物館にしては恵まれているほうで、かなりの私物の本を置くことができます。とはいえ、さすがに溢れてきたため、少々自宅に持ち帰ることに。重いです。どうやったらこんなに本が増えるのか不思議でなりません。
 最近は問い合わせを受ける内容の幅も広がってきましたし、なるべくいろいろな種類の本を身の回りにおいておいた方がよいのですが、本棚から本が溢れていることがどうも苦手なようなんですね。
 なので、どんどん買うのですが、どんどん売るか寄贈してしまいます。これって文系研究者としてはよろしくないような気もするのですが、親が転勤族だったせいか、自宅に物があふれるのがどうしてもなじめません。自分の中で名著と認定した書籍と読んでいない本以外、手放してしまいます。で、少し引用するかな?といった本は、職場の図書室に寄贈と。
 特に、博物館にいると展示図録やリーフ類がどうしても増えてきて、これらの多くは頂き物なので、処分するわけにもいきません。さらには民俗という分野をやっていると、一般的な研究書とともに、いわゆる郷土史家の方々が書かれた本や資料を多用するのですが、こういう本って、自費出版ないしそれに近い形態のものが多く、見たときに買っておかないと二度と手には以来ことが多い上、図書館などにも収蔵していないことが多いため、なるべく購入しています。ようするに、蔵書といっても、多くが一般書店で入手が難しいものが多いのですよね。このあたり、自宅においていても死蔵になるおそれがありますし、悩ましいところです。
 なるべく、身の回りには主要な参考図書類だけにしておきたいのですが。しかし、こんな発想の文系研究者っているのかしら。