正月飾り

ruger2006-01-04

を職場でしています。古民家の正月飾りは毎年、御用始めに当たる本日行うことになっており、この日に寄贈いただいた地区の正月飾りを復元しています。
 神棚のある部屋、オカミといいますが、ここにしめ縄をぐるりと回し、写真にあるような掛け魚という、正月の間、神様に供える魚を吊すなど、聞き取りでその行事を知ることができ、昭和40年代の調査では写真を撮ることができながら、現在ではたぶん一カ所も行っていない飾り物が復元されています。また、これらの展示に際しては、可能な限り前当主の方にお願いして、その家で行っていた飾り方を踏襲するようにしていますし、時には直接お出ましいただいて、指導していただくこともあります。
 ということで、飾り付けの課程も含め、貴重な機会となっています。復元された古民家そのものを見せる場所も多いですし、また正月飾りなど歳事にあわせた飾り付けをするところも多々ありますが、こうして、もともとの地域にこだわった古民家の飾り付けって珍しいのではないでしょうか。お客さんからみれば、わかりにくいかもしれませんが、職員の拘りということで。