切出ナイフを使った幣束作り

ruger2005-12-16

 昼間は予報以上に暖かく、ワラスグリ日よりとなりました。本日は、博物館の解説ボランティアさんにも協力頂き、予定以上のペースで完了することができました。
 ということで、次の作業である幣束作りに励んでいます。単純な作業なのですが、なにぶん個数が多いので、なかなかの作業量です。そんな中、先日某DIYセンターで発見した切出ナイフが大活躍しています。
 宮城県では正月飾りに神主が頒布する”切り紙”や”キリコ””オカザリ”などと呼ばれる細工物があり、正月飾りの特色となっています。これは、切り絵のように意匠を切り抜いたものから、網状に切って立体的な飾り物、幣束の鏡の部分や垂れの部分を加工したものなど、多種多様な形態をしていて、一概にこういうもの、というのはまとめにくいのですが、特に旧修験系の神主に伝えられていて、その意匠や技術はすごいものがあります。
 以前、この切り紙の製作について調査した折、使う道具は切出に限る、という神主さんが多くいらっしゃり、一度ちゃんとした切出ナイフで作業をしてみたかったのですね。カッターは切れ味がいいけど、少しふらつくので駄目だ、ということだそうです。逆に、カッターだと刃をすぐに替えられるのでいいけど、切出だとすぐに研がなくてはならず、駄目だ、という方もいらっしゃります。
 ということで、上記のように、DIYをうろうろしていて、このナイフを見つけて、即座に購入してみました。
 さて、初使用の感想は…
 扱いが難しいということでしょうか。切れ味はなかなかです。ただ、角度の調整が必要なようで、2度切りをするとカッター以上にふらついてしまいます。まぁ、腕がないのもあるのでしょうが。持ち味は非常によいので、この機会に使い方をマスターしたいものです。
 ということで、何がいいたいのかわからない日記でした〜