笹間大乗神楽
岩手県立博物館で行われた、大乗神楽を見にいってきました。
HPには展示室で上演とありましたが、大ウソで、エントランスホールに舞台が設えてあり、そこでの上演でした*1。まぁ、舞台そのものが現在開会中の「新指定文化財展」の展示物の一つという位置付けにはなっているようなので、展示室での上演というのはあながち間違いではないのでしょうが。
ホールなどでの上演というのはよくありますが、こうしてお客さんが通りがけに神楽に出会えるというのはなかなか魅力的でした。
特に音響が抜群で、神楽の世界に引きずり込まれる感じがしてきます。
目の前の子連れの若夫婦は、たぶん通りがかりにそのまま椅子にすわっちゃったという感じだったのですが、子供は早々に飽きてしまい、お母さんと展示を見に行ってしまったったのですが、お父さんは全部見たいと、一人で身を乗り出して見ていました。終わった瞬間、大急ぎで家族を迎えに席を立ったのが印象に残っています。
先日、仙台でも「街が劇場になる日」なるイベントが開かれましたが、民俗芸能って、こういうなにげなく歩いていて、「なんだろう?」と顔を出すことから普及に繋げていくことが合っているように思われました。
うちでも実現できないかな〜
*1:いや、展示室内に舞台があり、そこでも上演だと展示としてなかなかおもしろいのでは、という興味があったからで、別に怒っているわけではないのですが