定禅寺ジャズフェス

ruger2004-09-11

 今週末は定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台が市内で開催されています。以前から興味があったのですが、機会がなく、ようやく行くことができました。
 で、このイベント、特徴は定禅寺通りという市内の通りを冠し、ジャズを冠しているのですが、会場は仙台駅から青葉通り、一番町通りなどなど市内各地、音楽もジャズからロック、フュージョン、クラシック、そして琴など和楽器まで何でもOKという行事である点です。このように名称についてはつっこみどころ満載、というか仙台市民以外にはイベントの趣旨が伝わらないような気もしないことはないのですが、それ以上に魅力にあふれたイベントでした。
 今年は全45箇所のステージが設けられているとのこと。音楽を聴かせる関係上、ある程度の距離をもって音が被らないようにする必要があり、ステージ間は結構あいています。それが、ちょっと歩くと次のステージが見えてくる、という塩梅にあって、まさにいたるところで音楽漬け、という感じになっています。非常に気持ちの良い空間が広がっている、という感じでしょうか。

 で、感想としては目的もなく行く場合は一つのステージに絞ってじっくりと楽しむのが吉、ということです。はじめ行くと、あ、こっちでこれが、という感じで気がつくと1曲聞くと次のステージに向かう具合になってしまいました。基本的にとても有名な人が出演するイベントではないので、知り合いでもいない限り、バンド名を見てもわからないので、好きなジャンルを決めたら、信念(勘ともいう)をもって、そのステージにはりつかないと、「音楽を楽しむ」ことができなくなってしまうような気がします。
 ただ、逆の意見ですが、ガイドブックをみると、ちょっとボサノバを聴いて、それからこっちのブルースを聴いて、なんて見方も楽しそうです。ただし700近い出演者から選ぶので、その場合はまず近くの店でコーヒーを飲みながら、もしくはビールを飲みながらにしないと、後で、「あっ」ということがあります。

 仙台のイベントというのは、いろいろ地域性のあるものが多く、結構楽しめますし、以前七夕の時にも書いたように、食わず嫌いでいろいろいうよりも、行ってみると案外楽しめる、というものが多いは多いのですが、このイベントは是非もっと発展して欲しいものです。出きれば主な道路は通行止めにして道を大きく使ったステージをどんどん作って欲しいとすら思います。そのくらいの価値はあるイベントだと思いました。