檜枝岐歌舞伎

昨日、檜枝岐歌舞伎の春公演が催されました。檜枝岐の歌舞伎は、地芝居の中でも特に有名ですし、その名声に違わぬものだと思います。

夕やみに華麗な舞台 生の義太夫と三味線に合わせ−−「檜枝岐歌舞伎」上演 /福島(毎日新聞
◇地元公演で50年ぶり
 檜枝岐村で12日夕、村民が演じる郷土芸能の「檜枝岐歌舞伎」が開かれた=写真、佐々木順一写す。夕暮れ時の闇が迫る中、照明が注ぐ舞台で役者は華麗に演じ、観客は目を凝らして見守った。
 江戸時代に伊勢参りの帰りに江戸で観劇した歌舞伎をまねたのが始まりで、以後250年以上も村で伝承されてきた。村民だけで作る千葉之家花駒座(星正徳座長)が毎年2回、奉納歌舞伎として上演している。
 演目は、3月に東京の国立劇場で披露した奥州の豪族・安倍一族が源義家に仇(あだ)を討とうとする姿を描いた「奥州安達ケ原 文治館の段」など。地元公演としては約50年ぶりに生の義太夫の語りと三味線の音に合わせて演じられた。【町田徳丈】(毎日新聞

私も4年前ですか、この春公演を見に行きました。仙台からだと5時間ほどかかり、山を越えると新潟県と栃木県という場所が檜枝岐です。
えーっと、感想は、といえば、ぜひ泊まりでビールを片手にどうぞ、という感じでしょうか。観客席、舞台、そして屋外というシチュエーションの中で上演されるその姿は、最高です。春はちょっと寒いので、夏にどうぞ。
もちろん、歌舞伎ですのでプロに比べれば、という面はあろうかなと思います。しかし、地芝居、地歌舞伎のなかでは本当に熱心に伝えられ、蓄積があります。
こころから、ぜひどうぞ、とお薦めできます(ビールを片手に芸能派の人には、あと岩手県大迫町早池峰神楽の夏の上演されるもお薦めです、おまけの情報まで)。