秋田県立博物館リニューアル

秋田県立博物館がこの連休にリニューアルオープンだそうです。

見る、触れる自然と歴史 秋田県立博物館リニューアル
 秋田県立博物館(秋田市金足鳰崎)が29日、リニューアルオープンする。1975年の開館以来、延べ約230万人が足を運んだ同博物館。今回は「見る、触れる」をテーマに、子どもから大人まで楽しみながら秋田の自然や歴史を学べるよう趣向を凝らした。
 県立博物館は施設の充実で入館者の減少傾向に歯止めをかけようと、総工費20億円をかけて99年から改修工事に着手。展示室は「人文展示室」「自然展示室」「わくわくたんけん室」を三本柱に、従来の2倍以上の1万点を超す展示品をそろえた。
 人文展示室は、旧石器時代から近代まで秋田の歴史を時代順に再現。竪穴住居や江戸時代の商家を実物大で復元しているほか、やじりや農耕具など計3000点を展示している。
 自然展示室は生物と地質に分けて約7000点を展示。生物では、秋田県で歯と下あごの化石が発見された約1500万年前の海牛類デスモスチルスの復元骨格や、10万年前のナウマンゾウ骨格標本が見られる。
 地質では、1940年代に同県神岡町で発見された「神岡いん石」(全長3センチ、重さ30グラム)を新たに展示。昨年11月に国際いん石学会へ登録申請を行った。秋田県で3番目、東北では10番目の登録となるという。
 新設のわくわくたんけん室には、約80種類の「宝箱」を設置。箱の中に化石のレプリカを作ったり、骨の形から動物を推理したりするアイテムが入っている。またパソコンや図書資料などで秋田の文化を調べることができる。
 博物館では、古代オリエント文明の出土品展示の特別展(9月11日―10月17日)や、青森、岩手の両県と連携し北東北の歴史を振り返る展示会(10月24日―11月14日)を企画している。
 佐々田亨三館長は「貴重な資料に触れて、秋田の自然の素晴らしさを感じてほしい」と話している。連絡先は秋田県立博物館018(873)4121。
2004年04月20日火曜日

このご時世で、予算を獲得するまで大変なご苦労があったことと思います。作業半ばで、いろいろとお話を伺うこともあったのですが、ご苦労様、ということでしょうか。秋田県立博物館は、前回の展示、1980年代から、常設展示をどのように見せるのがよいのか、ということを考えてこられた館です。きっとそうした蓄積が活かされた展示ができあがっていることと思います。
秋田まではちょっと距離がありますが、是非時間を作って見に行きたいものです。