ある家の節分

本日河北新報をながめると、とあう家の伝承についての記事があった。ちゃんと紹介したいのだが、息子に新聞をめちゃくちゃにされ、ごみ箱に消えてしまったので、かけない。
主な内容は、山形県温海町のその家は、節分の日に鬼が集まる宿になるため、豆まきをせず、鬼のためにお膳を用意することを今も続けているというものである。この家では鬼から鍛治の技術を学び、そのため家が繁栄したという伝承があるそうで、神棚にはこの家独自の神が祀られている(この名前をしることができないのが残念)。
また、用意するお膳にはイワシとサケをともに用いることが決まっている。鬼が嫌うイワシとをなぜ使うのかわからない、という記事であった。いちおう、補足すると、サケもまた、鬼が嫌う魚であるので、なにか意味があるような気がする。
そもそも節分の豆まきは年越しの行事であったことが多く、確かに春を向かえる前夜は大晦日なわけで、それが新暦への行こうとともに分化してきた行事なのだろうが、こういう忌みもの、そして家の伝承との関わりは、細かく採集していくことで、新たな発見があるのかもしれない。